「フラッシュモブ」とは何かご存じですか?
フラッシュモブは、アメリカで誕生したサプライズ演出です。元々は、ある「イタズラ」から始まり、現在日本においてはプロポーズや結婚式を始めとしたサプライズ演出として人気を得ています。
結婚式の余興でも、ただ余興をするよりフラッシュモブの後花束を渡したり、指輪を渡す演出の方が、お相手にとっては嬉しく思い出に残りますよね。ですが、実施にやるとなると準備の仕方や具体的費用、方法について知らない、分からないという方も多いと思います。
そこで今回は、フラッシュモブの活用事例や具体的なやり方についてご紹介します。
目次
フラッシュモブとは?
フラッシュモブを簡単に説明すると、周りの人が突然動いたり踊りだしたりして、サプライズ演出をするというのが基本的な演出となります。そのため、ターゲットや通行人にとっては驚きです。それがフラッシュモブの狙いでもあるのです。
ですが、実際演出するのは、ダンサーやフラッシュモブの趣旨を理解して集められたエキストラなのです。そのため、それを知らない人達が見ると、突然踊り出して、驚きを隠せないという事になります。
そして、演出が終わると蜘蛛の子を散らすように、その場から何事もなかったかのように突然解散していきます。ここでまた、通行人等は「なんだったの?」となるわけです。
これが、冒頭でお伝えしたイタズラの部分でもあります。
結婚式などでは当然いなくはなりませんが、プロポーズを公共の場で行う等の場合はダンサーが解散するパターンもあります。ただし、路上演出には許可が必要ですので、注意が必要です。こちらは後術します。
フラッシュモブは、結婚式の余興を始め、プロポーズや社内イベント、誕生日サプライズ等でも様々な活用法があります。
フラッシュモブはどんな場面で活用するの?
それでは、フラッシュモブがどんな場面で活用されるか、紹介していきます。
結婚式の余興
日本でのフラッシュモブの定番場面と言えば、結婚式披露宴での余興となります。
ターゲットは3パターンが基本です。それは、新郎から新婦、新婦から新郎、新郎新婦から参列者というのが基本的なパターンです。ただし、いずれもサプライズ演出となるので、絶対に事前にバレないように注意が必要です。
また、演出方法も様々ですが一番盛り上がるのは新郎、新婦が実は踊れました!というパターンです。
例えば、よくあるパターンとしては、踊っていた参列者の友人が途中で新婦にも一緒に踊ろうと言って舞台へ連れていきます。新婦は、無理無理、と言いながらも実は仕掛け人で踊りの練習してきました!というのが、会場もドッと沸きます。この演出は、会場全体が楽しい雰囲気にもなるのでおススメです。
プロポーズ
フラッシュモブの定番の1つでもあるプロポーズもサプライズ演出の1つです。例えば、公園などを彼女と歩いていて、突然周りの人が踊り出します。
実はこれも、仕掛け人のダンサーです。そして、ダンスも終盤に差し掛かった時に、突然自分も踊り出して最後にひざまづいて指輪等を渡すというサプライズ演出を行います。この場合、ダンサーと本人以外は本当に何も知りません。
つまり、通行人もたまたまその日その時その場所に居合わせた人々となります。
そのため、女性によっては、公衆の面前で恥ずかしい思いをさせられた等の感情が出てしまう方もいるため、お相手をよく考える必要はあります。
ですが、成功すればこの上ないプロポーズフラッシュモブとなるでしょう!
誕生日
誕生日でもフラッシュモブを活用出来ます!
例えば、レストラン等を貸切にしておいて、スタッフやお客さんに扮したダ仕掛け人のダンサーが突然踊り出して、最後はターゲット1人だけが何も知らないというサプライズフラッシュモブです。
この場合は、皆にお祝いをしてもらい、さらにフラッシュモブのプレゼントもあるという、とても嬉しいサプライズ演出となります。友人の誕生日サプライズとしても人気があります。
演出曲は、ターゲットが好きなアーティストや曲であればさらに喜んでもらえますよ!
フラッシュモブのやり方と準備
続いて、実際にフラッシュモブを行うにはどうすれば良いでしょうか。フラッシュモブのやり方や準備をご紹介します。
どんなフラッシュモブにするのか計画を立てる
どんなフラッシュモブにするか、演出方法はとても重要です。フラッシュモブには演出のパターンがいくつかありますので、YouTube等を色々みてみるのがいいでしょう。
結婚式の規模や仕掛け人の人数、ダンサーの人数によっても演出方法等は変わってきます。
また、フラッシュモブはダンスが定番ですがダンスだけとは限りません。合唱や演奏などでもフラッシュモブは行えるので、音大出身の方等であれば演奏をしてサプライズする、というのも1つです。
あるいは、演奏ん合わせてダンサーに踊ってもらう、というのも1つですね。YouTube等を見てもどうしたらいいか分からない、という時は気軽にプロに相談してみましょう。
一緒に演出してくれる人を探す
計画をたてたら、一緒に演出してくれる人を決めていきましょう。会場の広さ等にはよりますが、一般的な結婚式規模で言うと、プロのダンサーと仕掛け人で10名以上いる方が見栄えはよくなります。
もちろん、全て自分たちで決めて演出という形も可能ですが、ダンスが全員素人の場合は注意が必要です。ダンスは歌と違って、踊る機会があまりないからです。
例えば、歌であればカラオケでも上手い人は素人の中でもいます。ですが、ダンスは習ってきた人等でない限り、いきなり踊れるというものではありません。
もちろん、ただ体をノリで動かすは誰でも出来ますが、結婚式の余興で披露する以上は、最低限のクオリティにはしておきたいところです。そのため、フラッシュモブでダンス演出をされたい方はプロに相談する方がいいでしょう。
演出内容やポイントを決める
フラッシュモブはどこでやるのかによって演出内容も変わってきます。また、誰がどの場面で出てくるか、どんな演出をするのか、フィニッシュはどうするのか等のポイントも変わってきます。
結婚式の余興であれば、始まり方がとても重要です。例えば、マイクの調子が悪いフリをして始まる、集合写真を撮影するフリをして始める、ウエイターが転んだフリをして始まる、など様々です。
また、結婚式場以外でやる場合、屋外等になると施設の許可や路上であれば許可が必要です。そして、一番の見せ場をどこにするのか、等も全員で話て決めておいたり、伝えておいたりするようにしましょう。
演出曲を決める
演出曲はどんなものが最適かということについてお伝えします。基本的には、ターゲットの好きな曲や新郎新婦であれば2人の思い出の曲などでもいいでしょう。
また、フラッシュモブの定番の曲などもあるので、迷ったら定番曲でやるのもいいでしょう。
注意点としては、バラード系の曲よりも、アップテンポの曲で会場全体が盛り上がる曲でいいです。また、曲によっては、よく聴いてみると失恋の曲だったり、結婚式やおめでたい席では相応しくない曲などもあったりするので、注意が必要です。
また、洋楽等はメロディーラインだけで選ぶのではなく、日本語訳の歌詞もチェックしておきましょう。選曲でフラッシュモブも盛り上がる、盛り上がらないも左右する事があるので、選曲は慎重におこないましょう。
衣装を決める
凝ったフラッシュモブをやりたい!と思った場合、衣装を工夫してみるも1つです。これは基本的に参列者やダンサーにしか出来ませんが、コックの服を来たり、着ぐるみを着てみたりなど衣装で演出の幅は広がります。
会場に確認する
一度ここまで決めたら会場に確認してください。確認する事は大きく3つです。
1つは、そもそもフラッシュモブがOKかどうかです。基本的にありませんが、会場によっては断られる可能性も0ではないので、必ず確認するようにしてください。
2つ目は、音源。どの曲を使って音源は何で用意するか確認しましょう。また、その際に必ず著作権についても確認してください。基本的に音源は原盤用意となります。
3つ目は、当日リハーサルが可能かどうかです。可能であればお願いして時間と場所を頂きましょう。
フラッシュモブの振り付けを決める
次にフラッシュモブの曲に合わせて振付を決めましょう。メンバーの中にダンス経験者がいる場合、そのメンバーに振付をお願いしてもいいでしょう。
また、簡単な振付であれば、YouTube等を見て出来る事もあります。ですが全体を通して考えると、やはりプロのダンサーに依頼して振付を依頼した方が無難です。また当日は飲酒をしている事が多いので、その点も踏まえて振付を考案する必要があります。
また、新婦はウエディングドレスを着ているので下半身の振付はほぼ無意味となります。新婦は上半身を中心とした振付にするようにしましょう。
練習日程を決める
振付が概ね決まったら、フラッシュモブ参加者全員に事前に動画共有をしておくとスムーズです。事前に各自でやれる範囲で練習をsいておいてもらいましょう。
基本的に、社会人の方が多くなるので、全員の練習時間を合わせたり、遠方にいる場合等は全員参加出来るというタイミングは限られます。また、ダンサーに依頼する場合事前にダンサーのスケジュールも確認しておきましょう。
1ヶ月前ですと、埋まっている可能性が高いので、早めに確認しておきましょう。プロに依頼してダンスレッスンをお願いする場合は、2時間が目安となります。もちろん、追加も出来る事がありますが、費用もかかってきてしまうので、2時間で振付を教えてもらい、後は各自で練習をするのがいいでしょう。
練習場所は職場の一室や公民館等のような場所も可能ではありますが、鏡がある方が良いのでやはりダンススタジオをレンタルしてください。相場は地域や広さにもよりますが、1時間2,500円前後が目安です。
本番は可能であれば会場リハーサル
本番当日は可能であれば会場でリハーサルを行ってください。難しい場合はやむを得ないので、本番で頑張りましょう!事前に結婚式場で練習をするという事は基本的には出来ないので、当日可能であればリハーサルするようにしてください。時間の目安は10分~15分程度なので、2回通しで出来れば、という形になります。
もちろん、ターゲットにバレるのは絶対NGなので、ターゲットや参列者と時間が重ならないよに細心の注意を払って下さい。
フラッシュモブを代行会社に依頼する場合の費用相場はどれくらい?
ここまでの説明で、自分達個人でも出来そう!と思えばチャレンジしてみてもいいと思いますが、やはりフラッシュモブは基本的にプロも交えた方がいいでしょう。
ダンスの難易度はやはり高く、当日の段取り等もあるのでプロに任せた方が安心です。費用はかかってしまいますが、一生に一度の舞台で失敗するよりはいいでしょう。
気になる相場ですが、当然代行会社によって料金は異なります。実績のあるなし、会社の規模感やダンサーのスキル等にもよりますが、費用の目安としてダンサー3名の場合で7万円~14万円、5名で10万円~25万円等様々です。
3名の場合、最低でも7万円~が一般的です。その金額よりも安く請負う業者もあるかもしれませんが、実際依頼をしてみたら対応が残念であったり、演出が良くなかったという事例もあります。そうなってしまうと、元も子もありません。仮にダンサー3名とした場合、会社の利益、ダンサーの報酬と考えた場合、最低7万円がボーダーラインです。
ここは、ダンサーと会社どちらが利益を取るかにもよりますが、通常ダンサーの報酬は1名1万円~です。
指揮を執るリーダーにはその倍以上が相場ですから、そうなると極端に安い場合ダンサーが満足に仕事を出来ない可能性があります。そうなると、演出へのモチベーションも下がってしまう事になりかねません。
ある程度、費用はケチらずに考えて代行業者を選んでみてください。
フラッシュモブを行う際の注意点
最後にフラッシュモブの注意点についてお伝えします。
まずフラッシュモブはサプライズ演出となるので、仕掛け人以外の方に本番まで絶対にバレないようにしてください。また、ターゲットがサプライズ演出などが嫌いでないかなど、ある程度把握しておく必要があります。
そして、路上や公共の場で行う場合は警察署などへ届け出と許可が必要になりますので、くれぐれも無断でやらないように注意してください。
また、会場で音源を使用する際は、著作権の問題などがないか確認しておいてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、フラッシュモブについて活用事例や具体的なやり方についてお伝えしました。
フラッシュモブは様々な場面で活用できますが、結婚式余興で行うのがベターです。
本番当日に向けてしっかりと準備を進めていきましょう。
フラッシュモブはダンス素人の方々ではなかなか難しいでしょう。
せっかくフラッシュモブをやるなら、絶対に成功させたいものですよね。そのために、フラッシュモブの代行会社がありますので、一緒に踊る形でプロの力を借りれば素敵な思い出となること間違いなしです。
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